診療時間 | 月火木金 10:00~13:00/14:30~18:30 土 09:00~12:30/14:00~18:00 第三日曜 09:00~12:00/13:00~16:00 |
---|
休 診 日 | 水曜・日曜(第三日曜は診療 次の火曜は代休診)・祝日 |
---|
わたなべ矯正歯科 公式LINEアカウント
「矯正治療のために健康な歯を抜くこともあるんですか?」 患者さんから多くあるご質問のひとつです。歯を抜くのはどなたでもな避けたいものですし、一度抜いた歯は二度と生えてきません。 歯科医師の立場としても、抜かないで矯正治療できるなら、それに越したことはないと考えております。当院では、抜歯の必要性については精密検査に基づいて慎重に検討し、治療の計画を作成しています。
デコボコの歯並びや出っ歯などの原因のひとつとして、永久歯の1本1本が大きすぎることが挙げられます。例えば、あなたご自身の上顎の歯が平均的な大きさに比べて、1本につき1mmずつ大きかった場合は、上顎14本×1mmで合計14mm、おおよそ2本分の歯の並ぶスペースが足りないことになります。土台となる顎骨に十分なスペースが確保できない場合、歯がうまく並びきることができず、デコボコの歯並びや出っ歯の状態になってしまいます。
歯を並べるスペースを確保するため、歯を抜かずに矯正装置をつけて顎を拡大すれば、実際のところ歯を並べることだけは可能です。しかし患者さんによっては、さらに口元が突き出てしまい、口が閉じにくくなったりする場合もあります。また、無理な拡大は治療後のかみ合わせの安定性にも関わってきます。
非抜歯で拡大した結果、歯を並べることは可能でしたが前歯が出た感じは改善できません。
矯正治療の目的は、歯を並べることだけではなく、キチンと咬めること、口元(横顔)のバランスも改善することであり、さらには矯正治療後の安定性についても考えなくてはなりません。従って、歯の大きさと土台となる顎骨との不調和が大きい場合や口元のバランスを整える必要性がある場合、基本的には無理に非抜歯の拡大を行うことはせず、抜歯での治療ををおすすめすることもあります。
当院では、抜歯をしない場合・した場合両方の治療結果を予想して、どちらが無理のない治療であるか、どちらが患者さんの希望に合っているかを判断します。患者さんとよく相談したうえで、治療方針を決めるようにしています。