Clear Bracket
クリアブラケットでの矯正治療
Clear Bracket
クリアブラケットでの矯正治療
従来の金属製矯正器具(メタルブラケット)は原則使用せず(奥歯の部位は除く)、強化プラスチック製またはセラミック製の透明な矯正器具(クリアブラケット)を使用し、矯正治療中でも目立たないように配慮します。
メタルブラケット
クリアブラケット
インダイレクト・ボンディングシステム
当院では、全ての永久歯が生え揃ってからの本格矯正治療(永久歯列期、主に12才以降〜成人以降)を行う患者様に対して、インダイレクト・ボンディングシステムを採用しております。精密検査時、口腔内スキャナーを用いてスキャンデータ(STLデータ)を記録、STLデータより造形した精密な歯列模型を元に、患者様の個々の歯に合わせたオーダーメイドのインダイレクトコアー、カスタマイズドバンド(CADで設計、メタルプリンターで製作)を製作します。インダイレクト・ボンディングシステムの採用により、1回あたりのチェアータイム(診療時間)の短縮、来院回数の減少、治療期間の短縮、治療精度の向上が見込まれます。
口腔内スキャンデータ(STLデータ)
口腔内スキャンデータ(STLデータ)
から造形した歯列模型歯列模型を元に製作した
インダイレクトコアー カスタマイズドバンド歯列模型を元に製作した
インダイレクトコアー カスタマイズドバンドブラケットを組み込んだ
インダイレクトコアー内面
カスタマイズドバンド
口腔内写真 装着前

口腔内写真 装着時

口腔内写真 装着後

矯正治療にともなう一般的なリスク・副作用
- 矯正治療の一般的な治療費は60万~150万円、一般的な治療期間は2~3年、一般的な治療回数は24~36回となります。使用する装置、症状や治療の進行状況などにより変化しますので、参考程度にお考えいただき、詳細は歯科医師にご確認ください。
- 機能性や審美性を重視するため、公的健康保険対象外の自費診療となり、保険診療よりも高額になります。
- 最初は矯正装置による不快感、痛みなどがあります。数日から1~2週間で慣れることが多いです。
- 治療期間は症例により異なりますが、成人矯正や永久歯がすべて生えそろっている場合は、一般的に1年半~3年を要します。小児矯正においては、混合歯列期(乳歯と永久歯が混在する時期)に行なう第1期治療で1~2年、永久歯がすべて生えそろったあとに行なう第2期治療で1~2年半を要することがあります。
- 歯の動き方には個人差があるため、治療期間が予想より長期化することがあります。
- 装置や顎間ゴムの扱い方、定期的な通院など、矯正治療では患者さまのご協力がたいへん重要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
- 治療中は、装置がついているため歯が磨きにくくなります。虫歯や歯周病のリスクが高まるので、丁寧な歯磨きや定期メンテナンスの受診が大切です。また、歯が動くことで見えなかった虫歯が見えるようになることもあります。
- 歯を動かすことにより歯根が吸収され、短くなることがあります。また、歯肉が痩せて下がることがあります。
- ごくまれに、歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
- ごくまれに、歯を動かすことで神経に障害を与え、神経が壊死することがあります。
- 治療中に金属などのアレルギー症状が出ることがあります。
- 治療中に、「顎関節で音が鳴る、顎が痛い、口をあけにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。
- 問題が生じた場合、当初の治療計画を変更することがあります。
- 歯の形状の修正や、噛み合わせの微調整を行なうことがあります。
- 矯正装置を誤飲する可能性があります。
- 装置を外すときに、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、補綴物(被せ物など)の一部が破損することがあります。
- 装置を外したあと、保定装置を指示どおりに使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
- 装置を外したあと、現在の噛み合わせに合わせて補綴物(被せ物など)の作製や虫歯治療などをやり直す可能性があります。
- 顎の成長発育により、歯並びや噛み合わせが変化する可能性があります。
- 治療後に、親知らずの影響で歯並びや噛み合わせが変化する可能性があります。
- 加齢や歯周病などにより、歯並びや噛み合わせが変化することがあります。
- 矯正治療は、一度始めると元の状態に戻すことが難しくなります。